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ただいま準備中



 ども~(*^ー^)ノ 華丸です。

 
 7月に突入しましたね。
 みなさまの地方では、鬼浜、残ってますか?


 地域差はあるんでしょうけど。
 ウチのほうは無事の模様(*´Д`)=з

 
 実際にはいつ入れ替えの憂き目にあうかわからないので。
 心残りないように打ちたいと思います♪


 ……負けたくないなあ・°・(ノД`)・°・ ←弱気


 そんな日々です。
 


 ええと、小説のほう。
 ちょっとインターバル置かせてください。
 次のおはなし、準備中です(〃∇〃)
 書いてないわけじゃないんですけど。
 いかんせんストック数が……だはは。

 
 その理由のひとつ。
 実は。
 ここと別に、もう1本、小説書きはじめちゃいましてw


 → 愛羅武勇☆ハルル伍長の回胴妄想録 ←


 こっちのほうで。
 つい、ノリで。


 ……同時進行って、わけわかんなくなりますなf(^ー^;


 こっちは、お友達にプロット立ててもらって、そこから
 肉付け作業をしてるだけなんですけど。
 

 いや~、書き始めると長い長い。
 つくづく、要約する能力の欠如を思い知らされます。
  
 
 まあ、好きなように書けばいいだけなので気は楽ですけど。
 あと、楽しいからいいんだけど。


 何かと人生、勉強ですな(´∀`)
 



 数日後、落ち着き次第アップしますので。
 ちょっとお待ちくださいね~☆




 
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趣味的放課後の過ごし方 1-1



 「あはは、リュウジ。そこ、違うってば。『要』だよ。『用』じゃなくて」
 「うん? こうか?」
 「いや、だから『要』だって。それは『容』だし」
 「あ~、もう、わかんねえってのに!!!」
 「……わかったよ。マジック貸して」
 オレはそう言って、拗ねたような、苛ついたような顔のリュウジから紙とマジックを受け取った。
 さっきから何度も書き直して、そのたびに白いガムテープを上から貼って修正している大きめの紙は、書き上がったらここの店先に掲示される予定のもの。
 これはリュウジんとこの店、昇龍軒のアルバイト募集のポスターだ。
 
 「オウ!!! そうだそうだ。これは見覚えあるな。『要原付免許』って字面には」
 「そうだろうと思うよ」
 オレが書き直した明らかに筆跡の違う箇所を指さして、リュウジは納得したように頷く。
 そして最後に『夜露死苦』とかって画数の多い漢字を添えたりしたあと、満足したらしくそれを店の入り口に貼り出していた。

 聞くところによれば、昇龍軒のアルバイトの、オレも顔見知りの大学生のお兄さんが授業の都合だかで1ヶ月の休業に入るんだそうで。
 それで、その間つなぎに短期の手伝いが欲しいんだそうで。
 とにかく出来上がったポスターを店先に貼ったて、リュウジとオレとは一息ついていた。
 
 「早いとこ、誰か来てくれるといいんだけどな」
 リュウジは腕組みして、ちょっと難しい表情なんかを作っている。
 「そうじゃねえと、俺の仕事が増えるからな」
 「ああ、なるほどね。よく出前とか行ってた人だもんな」
 「そうなんだよな。ここの店主は人使いが荒いんで有名だからな」
 ……って、奥の厨房にいる親父さんに聞こえるようにリュウジは言った。
 「あはは。でも、出前くらいだったらオレもたまには手伝おうか?」
 「いや。それは――遠慮しとくぜ、ハヤト」
 「ん? なんで?」
 「いやな。ハヤトにゃ向かねえと思うぜ。実際、お前の走りだと商品が無事に御客様のもとに届かねえ可能性があるからな」
 「え? どういうこと?」
 「ハヤトのコーナリングにゃ耐えられねえって話だ。ウチの商品は、汁物が多いからな」
 「……えっと」
 言われてみれば弁解のしようがないな、オレ。

 そんな矢先のこと。求人ポスターの効果は、リュウジが想像したよりもずっと早く結果をもたらしたみたいだった。
 入り口の自動ドアが開いて、店の中に入ってきた人影はこう行った。
 「あのう。貼ってある求人見たんっスけど。オレにもつとまりますか? 兄貴」
 振り返ったら見知った顔――ノブオが頭をぽりぽりと掻きながら立っていた。
 「うん? ノブオか?」
 「はいっス!! オレ、免許持ってますし」
 「まあ、そりゃそうだけどな」
 予想外の志願に、リュウジはちょっと驚いたようにあらためてノブオの姿を見回してた。
 「それに、やる気だってあるっス、兄貴!!」
 「そうか。なら、やってみるか? 店主がいいって言えばだけどな」
 「恐縮です!!」
 「そしたら、ちょっと待ってろ。奥にいる店主を呼んでくるぜ」
 言って、リュウジは厨房に声をかけに行った。

 「へえ。ノブオ、バイトするんだ?」
 オレはすこし緊張してるらしいノブオに言った。
 「そうなんっスよ、ハヤトさん。ちょうど探してたとこなんっス」
 「何か欲しいものでもあるって?」
 「えへへ。来月、母ちゃんの誕生日なんっス。何かプレゼントしたいんで」
 「なるほどね。ノブオ、お母さん思いだもんな」
 「えへへへへ」
 照れたようにノブオが笑ってる。そういう理由か。納得だ。



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趣味的放課後の過ごし方 1-2



 それから、昇龍軒の店主――リュウジの親父さんの手が空くのを待ってノブオの面接が行われることになったらしい。
 オレは邪魔しちゃ悪いと思って、寄り道を切り上げて帰宅することにした。
 ノブオは元々、根は真面目だし。頑張り屋だし。しかもお母さんのために、それもリュウジの下で頑張るんだったらこれ以上ない働きを見せるんだろうな。
 心の中でノブオを応援しつつ、ふと思い立ってさらに寄り道してみる気になった。
 駅を背にして、商店街の前の通りを横切る。住宅街に入ってすこし行ったところある鬼浜寺を目指して歩く。
 ダイゴにノブオの思い切った行動を教えてあげようか、なんて考えたんだ。
 
 鬼浜寺のまわりはいつも静寂な雰囲気。空気まで清らかに思えるのが不思議だ。昼間に降ってた雨がやんだせいかもしれない。
 あじさいが大きなぼんぼりみたいに、さも重たげに咲いている。
 思えばこんなすがすがしい場所に単車って不似合いかもしれないけど。ダイゴのマシンもかなりいい音するもんな――なんて思ってみたりして。
 門をくぐって見てみたら、ちょうどダイゴが玄関の脇にいた。単車を磨いている最中だったみたいで、作業用のつなぎ服を着てた。
 「よっ、ダイゴ」
 「押忍、ハヤトか。何かあったか?」
 「うん。ちょっとおもしろい報告しようかと思って」
 「ほう?」
 ダイゴは単車の前にしゃがみこんでいた体を起こしてオレの正面に立つ。体の大きいダイゴと向き合うと、オレは自然と見上げる体勢だ。
 「あのさ、ノブオがバイトするんだって。リュウジんとこの店で」
 「昇龍軒で、か?」
 「そうそう。いま面接の最中だと思うんだけどね。まあ、採用されるんだろうな」
 「なるほど。確かに面白いな、それは」
 ダイゴはいつも見開いてはいない目を、より細めて優しい顔を作ってる。弟分を見守る兄貴分の目なんだろうな、これ。
 「頑張れるといいがな、ノブオも」
 「あはは。それは大丈夫じゃない? だって、『兄貴』の手伝いするんだし」
 「ああ、確かにな」
 ダイゴが大きく頷いた。それを見て、オレもなんだか安心してみたり。

 「ところでダイゴ、いつも思うけど。ちゃんと手入れしてるよな、単車」
 「それは、まあ、それなりにはな。俺は重量があるゆえ、日々それなりに点検をしておかねばな」
 「うん。いい心がけだね」
 どうも、とダイゴは微笑んだ。見ればダイゴの愛車は磨き上げられてぴかぴかしている。
 「ちょうど良かった、ハヤト。のちほど相談しようと思っていたのだ」
 「ん? どうかした?」
 「押忍。そろそろタイヤ交換の時期かと思っていたのでな。診てもらえんか?」
 「ああ――そういうことか。うん、お安いご用だ」
 応えて、オレとダイゴはしゃがみ込む。その体勢でも、ダイゴの顔はオレよりかなり上にある。
 診てみると、確かに溝がけっこう減っている。
 「あ~、なるほど。そろそろ替え時だね。雨の時期だし、早いほうがいいかも」
 「やはりな」
 「どうする? 今からウチに来る?」
 「ああ。ハヤトの父上が忙しくないようならばお願いしたい。思い立ったが吉日ゆえ」
 「あはは。ウチの親父はきっと今頃、昼寝してるよ。暇だろうから」
 「昼寝――さすが親子だな。血は争えないということか」
 ダイゴは言って笑ってるけど。ダイゴ、あんまり冗談言わないんだけど。
 ……これ、冗談じゃないってことなのか。



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趣味的放課後の過ごし方 2-1



 ダイゴの単車にふたり乗りで、鬼浜寺を出てオレの家に向かった。
 さすがにダイゴのリアは安定感があるな。背中が広いからまったく前が見えないけれど。
 
 家につくと、玄関からじゃなくて店側から入って親父に『ただいま』を言うのがいつの頃からかのオレの日課。
 いつもどおりに店から顔を出すと、ほらやっぱりだ。親父、定位置でうとうとしてるし。
 「ただいま、親父。起きてる?」
 「ん……? おや、お帰りか。放蕩息子」
 「ほら、ちゃんと目、開けなって。そんなに仕事は暇? ウチの家計は大丈夫?」
 「なんとまあ、冷たい言葉を使うんだ、我が息子よ。なあ、ちょっとは説教してやってはくれないか? 親衛隊長どの」
 「押忍。ハヤト、父上は敬うべきだ」
 「え~と。仕事中に昼寝って、褒められたことじゃないような……」
 なんて反論してみるんだけど、親父はダイゴのひとことに満面の笑みを見せていて。

 「そんなことより親父、仕事の時間だ。ダイゴがお客だから。しっかり働こう」
 「ほう? 親衛隊長、どういったご用かね?」
 親父は仕事と聞いてようやく目が覚めたといったふう。この人、仕事そのものは好きなんだよね。
 「タイヤ交換をしていただきたく思う所存」
 「そうかそうか。どれ――」
 言って親父はダイゴの単車の様子を調べて、それから店の中に運んで。さっそく作業にとりかかるべく準備を始めた。
 オレも手伝うべく、ひとまず着替えることにした。さすがに制服のままじゃ汚れるし。

 一旦部屋に戻って、オレもダイゴと同じくつなぎ服に着替えてから店に戻ったけれど、結果としてはオレが手を出す余地はなかった。
 できるだけ自分でやってみたい、と本人が言ったようで、ダイゴが親父と並んで作業をしていた。
 どうやら出番なしと判断したオレは、コーヒーを入れてやったりしながらふたりの様子を見守って。
 ……ふと気がついたら、ダイゴに肩をゆすられていた。
 「ハヤト。起きてくれると助かるのだが」
 「え――? あ、ああ、うん。起きてるってば」
 「いや。しっかり寝ていたぞ」
 「あはは。そうかな? って、もう作業は終わった?」
 「押忍。おかげさまで」
  
 タイヤ交換を終えたダイゴの単車は店の外に誇らしげに鎮座していた。
 「ダイゴ、これからどうする? せっかくだから走りに行こうか」
 少なくともオレだったらそうするだろうと思って、ダイゴに声をかけた。
 けれどもダイゴは店の中の一点に目をとめたままでいた。
 手でも洗いに行ったらしくて席を外しているけれど、普段の親父の定位置たるレジの後ろの棚を見つめている。
 「ん? ダイゴ。何か気になる?」
 「ああ――ハヤト。少し見せてもらってもよいか?」
 「もちろん。どれもがらくただけどね」
 オレがそう応えると、ダイゴはどうも、と頷いて棚の前を陣取った。
 棚の下段には単車雑誌のバックナンバー。上のほうは書類が入った天袋。
 ダイゴが吸い寄せられるように視線を注いでいるのは、そのど真ん中のスペースに並んだ古いおもちゃの群れだった。
 オレが子供の頃に遊んだおもちゃが半分。親父の趣味がもう半分。雑然と並べてあるだけの単車の模型やミニカーなんかがそこを占めるほとんどだ。
 
 「前からこのように陳列されていたか?」
 「いや、わりと最近。こないだ親父が押入を整理したら出てきたらしくてね。懐かしいから並べることにしたんだって言ってた」
 「なるほど。道理で」
 頷いてダイゴはそれらの古びたおもちゃたちを愛でるように手にとってみたり、屈んでじっと見入ったりしてる。
 「ダイゴ、こういうの好きなんだ?」
 「ああ。この手の古いものは好きで興味があるのだ」
 「へえ、意外。知らなかったな」
 そう応えたら、ダイゴはちょっと照れたように笑ってた。




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趣味的放課後の過ごし方 2-2



 そんなときに親父が家の中から店に戻ってきた。
 「おや、親衛隊長どの。随分と興味津々のご様子だな?」
 「押忍。これは素晴らしい品ですゆえ」
 ダイゴが手にしているのは、オレが子供のころに『親父のおさがり』だって言われて遊んでいた四駆車のラジコンだ。
 考えてみれば、相当の年代物のはず。親父とオレと、2代にわたって遊んでたんだもんな。っていうか、親父って案外物持ちがいいんだな――なんて思う。
 「わかるのか、親衛隊長。それは、いい物だろう? 君とは話が合いそうだ。なんせうちの無粋な息子ときたら、その趣が理解できんのだからな」
 「まったく。すぐ人を引き合いに出すんだからな、親父は。慣れてるからいいけどさ」
 でもまあ、確かに。オレには懐かしさはあるけれど、ダイゴほどにはその古いラジコンそのものに興味ないから仕方がない。
 
 そこからダイゴと親父とは、これまた楽しげにレトロおもちゃ談義に花を咲かせていた。
 オレもおもちゃは嫌いじゃなくて、自分の部屋にも気に入ったあれこれを並べてはいるんだけど、目の前のふたりのマニアックで熱っぽい会話には混ざれそうもないと判断した。
 しばらく終わりそうもないから、オレは店の中に自分の単車を引っ張り込んで、ダイゴに負けじと磨いてみる。
 「君は見所があるな、親衛隊長」
 親父がうれしそうにダイゴの肩をたたく音なんかが聞こえてくる。
 こと趣味についてだと、年の差なんて関係なくやりとりできるんだな。

 「よし。今日の記念にこの品を授けよう。持ち帰ってコレクションに加えるといい」
 しばらく語ったあと、親父はそう言ってダイゴが気に入ったらしいラジコン――親父のおさがりで、オレのおさがりの古いおもちゃをダイゴに押しつけていた。
 驚いたことに、ちゃんと箱まで残っていたらしい。オレも知らなかったんだけど、きっと押入で保管されてたんだな。
 「いや、そのような……さすがに申し訳ないので」
 「あはは、ダイゴ。遠慮いらないって。どうせがらくただもんな、親父?」
 「ハヤト。これは、がらくたではなく、相当の価値が――」
 「そんなことはいいから、親衛隊長。我が息子に執着心がないのなら、それでいいってことだ。そのほうがラジコンも喜ぶだろう」
 「それでは――お言葉に甘えて。ありがたき幸せ」
 ダイゴはラジコンの箱を恭しい仕草で親父から受けとっていた。
 その姿を見るオレの親父は、まるで我が子を見るような目をしていた。
 ……オレ、親父からこんな視線を受けたことって近頃なかったような気がするな。

 「じゃあダイゴ、そろそろ走りに行こうか」
 満足したらしいダイゴを促してみる。うん、オレはレトロなおもちゃよりは単車で走るほうが好きみたいだ。
 「押忍、ハヤト。父上、今日はいろいろとお世話になりまして恐縮です」
 ダイゴが親父に向かって頭を下げる。それを見て、親父はにっと笑んで応えた。
 「なんの。親衛隊長とはすっかり趣味仲間だからな。またいつでも遊びに来るといい」
 「趣味仲間……ね。ダイゴ、悪いけどたまには付き合ってやって」
 「ハヤト、こちらこそ是非にとお願い申し上げる次第だ。父上はすごく知識豊富で尊敬すべき人物。そう言っていただけて有り難いのだ」
 「……そんなもん?」
 「なあ、親衛隊長。我が息子の無趣味ぶりはどうだ? 親としては残念なんだがね」
 大袈裟にため息をつく親父の隣で、ダイゴは眼を細めて笑った顔でオレを見てる。
 「まあ、ハヤトには単車が生き甲斐だからな」
 「うん。ダイゴだけでもそれをわかっててくれたら、オレは満足だから」
 ……なぜだか親父は、さもおもしろそうに声を出して笑ってるんだけど。




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