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鬼工七不思議 6-2


 剣道部、柔道部の試合の際に使われるらしい控え室。簡単な椅子とテーブルが置かれている。そこへオレたちは通されている。
 手ずからお茶を淹れてくれるという赤ジャージに、千晶ちゃんが手伝いを買って出た。
 「そういや俺はここには初めて入るな」
 赤ジャージを待つ間、ダイゴを除くオレたち3人は物珍しいもんで室内をうろうろしていた。
 壁に掛かった写真は、どれも柔道部、剣道部の猛者たちのもの。部室ではなくここに飾ってあるあたり、よほどの成績を修めたときのものなんだろう。
 さすがにダイゴはここへは来慣れているので、別段珍しいものはないみたい。

 「そういえばさ、5つめの不思議ってさ、柔道部が関係なかったっけ?」
 「うん? ああ、そういやそんなんだったっけか、ハヤト」
 リュウジがポケットから出した紙切れを読む。書いてあるのはこれだった。
 『5)教師:卒業生が着任する確率高し その場合教師の高校生時代の因縁が再燃しがち 現在の我が校の柔道部が好例』
 
 「柔道部の歴史みたいな記録ってあるかな? あったら、これが書かれた時期って特定できるんじゃない? 現在、って言われてるってことから」
 「あ、鋭いっスね、ハヤトさん」
 「そしたら赤ジャージに訊いてみるか!!!」
 「というか、先生も鬼工OBだろう? だとすると、佐藤先生とはまさに、という気がするが」
 「言われてみれば――そうだな」
 ここまで話したときに、トレイを提げた赤ジャージと千晶ちゃんが部屋に戻ってきた。
 
 それからオレたちは、この件について赤ジャージに質問しながらのお茶の時間を過ごした。
 「なあ、赤ジャージ。ちょっと訊いていいか?」
 「なんだ? リュウジ」
 「単刀直入に言うとな、赤ジャージ、こんな話を知らないか?」
 リュウジはすでに見慣れた感のあるメモをポケットから取り出して赤ジャージの前に広げた。
 「どれ。ええと、『鬼工七不思議』……ああ、これか!!! 懐かしいな」
 「ええっ!!! 先生、知ってるの?」
 「ああ、知っている。俺が現役生徒だったころには誰でも知っていたがな。そういえばもう聞かなくなって久しいな」
 赤ジャージは、お茶を喉に流し込んで息を継いだ。オレたちもなんとなくそれに倣う。
 
 赤ジャージに請われて、オレたちがどこで『鬼工七不思議』を知ったのかをリュウジが話した。
 それと、端から検証してみていることも。それなりに成果らしきものがあったことも。
 「それでな。ここにほら、現在の柔道部ってあったから、もしかして何か資料みたいの、あったら見せてほしいと思ってよ」
 「資料――はどうだろう。柔道部の部室に行けばあるかも知れんがな。だが、俺には心当たりがあるな」
 「ホントっスか? 赤ジャージ先生!!!」
 「ああ。俺が現役時代の柔道部の顧問がな、その七不思議を身をもって表現しているという噂の人物だったな、確か」
 「ほう? ってことは、七不思議自体はもっと前からあったってことなんだな?」
 「ああ、そうだ。リュウジ。ほら、その写真に写っているのがそうだ。当時の顧問の山本先生だな」
 壁に飾られた、額に入った写真。大会の優勝旗らしきものが一緒に写っている。山本先生ってのは、ダイゴに負けず劣らずの巨漢みたいだ。
 
 「赤ジャージ。ってことは、この山本先生も古くは鬼工の生徒だったってことだよな?」
 「ああ、そうだ」
 「じゃあ、山本先生の学生時代と、当時の鬼工の因縁らしきってのは同じ相手ってことだろ?」
 「いかにも。あれは俺もたしかに記憶しているな」
 「そしたら、その因縁の相手ってのは……」
 「ああ。暗黒水産だ。当時の柔道部主将は佐藤だった。もっとも俺は柔道部ではないので、個人的に因縁があったに過ぎないが」
 歴史は繰り返す――そんな言葉が脳裏をかすめたのはオレだけじゃないよな。


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コメント

次々と・・・

七不思議が証明されていく・・・
果たして言い伝えはすべて本当なのか・・・・?
リュウジがさらなる鬼工の謎に迫るッ!
次回乞う御期待!・・・って、私は何モンだ?

感想を書こうと思ったら予告みたいになってしまったw
これぞ鬼浜の「次回予告」って、もういいか。

そうそう、ハヤトを呼び出した先輩っていうのも
実はこの私なんだよね!えへ♪

あ、ごめん。。。
ハヤトの「2つ上」どころじゃなかったわ・・・いけね。

>ピノコさま

ども~(*^ー^)ノ

あわわわわ。
せっかく「次ぃ回 予告ぅ~~~」いただいたのに、なんか
間があいちゃった……ゴメンね^^
いや、なんか最近打ちすぎでねえ。
時間なくって。とか言い訳してみる(^ ^;)

>そうそう、ハヤトを呼び出した先輩っていうのも
>実はこの私なんだよね!えへ♪
もう、そんなの知ってたよ!!! きゃは♪
ってか、ほんとにハヤト、あきらめたの?
ああ、そっか。トドロキか。だはは。

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